ブルーやピンクを帯びた乳白の斑を象嵌した月光色ガラスの花瓶。多色のエナメルでヤグルマギクを描いている。 月光色ガラスは1877年にガレが発明した淡いサファイア色をしたガラス。カリを主成分としたガラスに微量の酸化コバルトを加え発色させる。 類似の作例がナンシー派美術館(仏)に収蔵されている。